西部生涯学習センターでは、10月26日(日)に歴史講演会
「平和への想い 後世に伝える空襲の惨禍」を
開催しました。
東海大学文学部ヨーロッパ文明学科講師の
ドイツ現代史(空襲史、製品文化)がご専門の
柳原伸洋(やなぎはら のぶひろ)氏をお迎えして、
ドイツの空襲についてお話をうかがいました。
20代の若者から90代まで24名が聴講しました。
豊富な歴史資料に写真、ドキュメンタリー映像からドイツの空襲を学びました。
ドイツの空襲を知ることで、比較として日本の空襲を知る材料となりました。
それにつれ、世界でいまだ禁止されずに続く空爆についてまで
考えはめぐりました。
講演後、受講者が講師に質問を寄せると共に、各々の感想を述べあいました。
5歳の時に静岡空襲を体験した方から安倍川に避難したおはなし、
15歳で志願兵となった方の体験談、
20代の若い世代の方からは、学校で学んできた空襲記憶の教育への感想、
などが寄せられました。
年代も考えも様々な方があつまりましたが、
今ここにいる私たち一人ひとりが、
歴史や実際に起きたことをよく知り、学び、それを次代に伝える責任を感じた講座でした。
(M.S)