西奈生涯学習センターでは、三味線に親しんでもらうことを目的とした講座、「三味線と民謡にチャレンジ」を実施しました。この講座は、日ごろから当施設で活動している市民サークル「ちりとて会」の企画により実現したものです。講座中は「ちりとて会」のメンバーも先生とともに指導にあたってくれました。
日本の伝統楽器である三味線ですが、受講者のなかで一度でも触れたことがある人はほとんどいないようです。音を出すのはもちろん、慣れない姿勢や指の動きに、みなさん四苦八苦なようす。そんななか、ちりとて会のメンバーが受講者一人ひとりに対して、マンツーマンで指導にあたります。
すると、素敵な音色が響きわたるようになってきました。最初はむずかしい顔をしていた受講者も、しだいに楽しそうな表情を見せるようになり、講座が終わるころには部屋全体が和やかな雰囲気になりました。
全日程が終了するころには「ちりとて会のメンバーといっしょに三味線をつづけていきたい」という声がきかれるようになり、この講座がみなさんにとって新しい趣味や仲間づくりのきっかけになったことが実感できました。
(T.I)