みのりの秋、食欲の秋、新米はもう召し上がりましたか。
駿河生涯学習センターでは、新米のこの時期に合わせ、改めてお米について知り、土鍋を使って炊き、食べて学ぶ講座「我らごはん隊!三度炊けばわかる稲米飯」を実施しています。
講座では、毎回異なるテーマを設けてお米のプロ「五ツ星お米マイスター」の講師と一緒に前半は座学、後半は土鍋を使った炊飯実習を行っています。
第1回(10月8日)のテーマは、お米とは何か。
種籾とは何か、1粒から何粒実るのか、お米の系譜とは何かなど、知ってるようで知らないお米のことを改めて学びました。
実習では、収穫したばかりの静岡県産の新米(マイスターが選ぶこだわりの3品種!)で土鍋炊飯に挑戦!一人一鍋、責任監修で慣れない土鍋にドキドキしながら炊き上げたごはんはいつもと全然違う味。驚きの声とともに何杯もおかわりされる方が続出でした。
第2回(10月18日)のテーマは、炊くとは何か。
炊飯の歴史を弥生時代の土器から現代の炊飯器に至るまで辿りました。実習では、土鍋、金属羽釜、炊飯器、甑の代わりに蒸し器で強飯も作り、それぞれに食べ比べてみました。土鍋で炊いたごはんがいちばんふっくらとして美味しいとの声、面白い結果となりました。土鍋炊飯の腕前もずいぶん上達し、お互いの炊きたてごはんを食べ合っては、あれが美味しい、これがいちばん、と賑やかでした。
残す第3回(11月8日)は「玄米とは何か?」をテーマに玄米と白米の違い、玄米で食べるお米の話、調理法について触れる予定です。
最終回も楽しみ、味わいながら新たなお米との向き合い方を探していきたいと思います。(s.s)
※第1回の様子が10月23日(木)の静岡新聞夕刊に掲載されました。