葵生涯学習センター(アイセル21)では、12月4日(木)、11日(木)、18日(木)に、「木版画で年賀状づくり」を行いました。この講座では、河野修治氏を講師にお迎えして、年賀状を木版画で作り、日本の伝統技術を体験するとともに手作りの良さを見直すことを目的に実施しました。
講座では、まず初めに転写、彫り、摺りといった木版画の作業工程の説明を行いました。その後、実際に作業に入りました。転写では、4つの見本の中から、好きな絵柄を選び、その絵柄を版木へ写しました。その際、絵柄にアレンジを加える受講者もおり、趣向を凝らして作業に取り組んでいました。転写が完了したら彫り作業です。細かい作業に苦戦しながらも、熱中している姿が印象的でした。
2回目は、彫り作業も佳境に入り、彫り進めるごとに浮かび上がってくる絵柄に出来上がりを思い浮かべながら完成を目指しました。3回目では、全員が彫り作業を完了し、摺り作業に入りました。
同じ絵柄の作品でも、受講者が違えば受ける印象は全く変わります。個性の際立った、たった一つの年賀状を完成させることができ、楽しみながら手作りの良さを存分に感じてもらう機会となりました。
(M・H)