1月17日(土)、北部生涯学習センター美和分館では主催講座「匠に学ぶ 極上手打ちそばとわさび漬け」(全1回)を実施しました。日本の伝統食であるそばと静岡名産のわさび漬けの調理実習を通じ、長い間受け継がれてきた食文化を見つめ直す趣旨となっています。
先に講師が手本を示し、そばの打ち方や伸ばし方、切り方などそば打ちの要領を見学した後、そば打ちグループとわさび漬けグループに分かれて取りかかり、完成したところで交代し、そば打ちとわさび漬けの両方を体験しました。
そば打ちでは、そば粉に中力粉を加えたものにすりおろしたやまと芋を加え水を混ぜ、こねながら徐々に長方体の塊にしていきます。力を込めてこね、中の空気を抜いて長方体に整えていくのは体力のいる作業で、さらにこれを麺打ち棒で伸ばし、均一の厚みの四角形にするために皆、頭を悩ませていました。次にこの伸ばした生地を折りたたみ切りそろえるそば切りでは細くなったり太くなったりして、一定の幅にするのにも受講者は悪戦苦闘していました。
わさび漬けでは、刻んだわさびを塩もみしアク抜きしたものを布袋に入れ、力の入れ加減に注意しながら水切りをして、しばらくなじませた後、砂糖、塩などで調味した酒粕と混ぜればできあがりです。
形は不ぞろいでも苦労してこね、打ったそばはまた格別で、わさび漬けを味見してはうなずくなど受講者はその出来栄えに
とても満足の様子でした。
今回の講座を通じ、日本や静岡の食文化を見つめ直す貴重な機会を提供することができました。
(R・F)