藁科生涯学習センターでは、3月7日(土)に「働きたいけど働けない若者へ(全1回)」を開催しました。就労に悩む若者とその家族を対象とし、就労支援に関する講演会、ニートからの脱出に成功した若者の体験談を聞き、必要のある方には個別相談会も行いました。
講師は、静岡県立大学の津富教授と、NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡のメンバーをお招きしました。
就労に悩む若者たちの不安な気持ちを少しでも軽減し、現在の状況を変えたい、という気持ちを後押ししたいと開催したものです。
募集定員20人に対し、申し込みは23人あり、社会的な問題となっている「ニート」についての関心の高さを改めて実感しました。
講演会では、現代の若者の就労が難しい理由を社会的な背景からご説明頂き、地域で若者を支えていく必要性、就労支援の形にどのようなものがあるか、というお話をして頂きました。ニートからの脱出に成功した若者の体験談では、就労前と後の気持ちの変化、就労をサポートしてくれたサポーターに対してどのように感じているかなどの生の声を聞くことができました。
受講者は熱心に耳を傾け、少しでも自分自身、又は息子や娘が自分の人生に前向きになってほしいとの思いを胸に抱かれたようです。
今後も、地域が抱える社会的な問題を取りあげた事業を開催していきたいと思います。
(M.S)