北部生涯センター美和分館では、5月10日(日)に「足久保で自然観察〜とんぼを探そう〜」(全1回)を実施いたしました。
この講座は、参加者に自然環境や生物の保護について考えてもらうことを目的とし、身近な地域の自然観察を行う内容でした。
足久保公民館から近くの諸川池まで散策し、フタスジサナエというトンボを探しました。フタスジサナエは準絶滅危惧種に指定されている珍しいトンボで、静岡市内では諸川池にしか生息していません。探索してしばらくすると、フタスジサナエが現れ、参加者は興味深く観察していました。フタスジサナエは赤とんぼ程の大きさで、胸部に筋が二本あるのが特徴的でした。子ども達は自分で捕まえたトンボを講師に見せながら積極的に質問をしたり、互いに見せ合ったりしていました。また、参加された保護者も講師の説明を興味深く聞いており、大人から子どもまで幅広い世代が多くの事を学べる時間となりました。また、親子での参加が多く、自然観察を通じてコミュニケーションをとっている様子が見受けられました。
フタスジサナエをはじめ、多くの昆虫や植物に直接触れて観察できたことで自然環境の大切さを学ぶことができ、多くの参加者に満足していただけました。
(K.O)