南部生涯学習センターでは、5月9日(土)、30日(土)に「山へ行こうよ!安全登山のすすめ」講座を実施しました。
ここ数年、山ガールや、山ボーイという言葉も定着するなど、若い世代から高齢者まで幅広く人気のある登山。富士山世界遺産登録や南アルプスエコパーク登録なども拍車をかけ、登山人口は増加の一途をたどる一方、山岳遭難事故や、怪我等も年々増えています。
この講座では、楽しく、そして安全に登山をするために、初心者を対象に、登山をする前に知っておきたい基礎知識などを学びました。
講師を務めていただいたのは、当センターで活動している登山サークル「静岡こまくさ会」。創立50年、ベテラン登山愛好家の皆さんが集まった団体です。講座の資料もすべて会員の手作り。「登山のルールやマナー、装備、地図の読み方、安全対策、登山計画や登山届の出し方」など各項目に沿って、それぞれが得意とする分野や経験を活かし、講義をしていただきました。
中でも、服装、装備に関する講義では、季節や山の気候を踏まえた素材、服装の選び方、靴やザックなどの一般的な装備品の選び方など、会員が使用している装備品を見せ、説明いただいたことで、受講生はより理解を深めている様子でした。
これから夏山シーズンが到来しますが、講座で学んだことを活かし、安全でかつ楽しい登山を行っていただけたらと思います。(M.Y)