葵生涯学習センターでは、5月23日(土)から6月13日(土)の毎週土曜日、古文書解読講座を実施しました。駿河古文書会の方に各回1名ずつ4人の講師に迎え、それぞれの講師が作成した古文書の慣用句一覧、返り点や変読・再読文字、異字、草書体、古文書でよく使われる表現などをもとに、実際の古文書を解読していきました。
江戸時代の三大改革(享保・寛政・天保)、天領と私領(小島藩)、清水湊の廻船問屋(船持共)にあてた御廻米・御用木・御用物などを取り扱う時の御触れで番所の文書など、講師の説明を聞きながら翻字や判読をしていきました。郷土に所縁のあることと相まって、世相を表す古文書に興味を持ってその解読に取り組んでいました。受講者はテキストに書き込みしながら熱心に耳を傾けていました。受講者は、大変満足した様子で、秋に実施予定の初心者向け古文書解読講座に大いに期待していました。
(T.A)