北部生涯学習センター美和分館では、8月6日(木)に「めざせ!セミのぬけがら博士」(全1回)を実施しました。
この講座は、静岡科学館と静岡市生涯学習センターの連携事業で市内7館で開催され、セミのぬけがらを集めて、種類の見分け方を学び、周辺に生息しているセミの分布を学びます。
講座が始まり、講師の科学館元エデュケーターの鈴木芳徳さんから注意事項の説明を聞き、隣接する公園にセミのぬけがらの収集に出かけました。
受講者は、一生懸命にぬけがらを探し、手の届かない高い所のぬけがらを採るときには、親子で協力したり、講師に枝切りばさみで採ってもらったり、みんなで力を合わせて収集しました。
その後、センターに戻り、ぬけがらの中で最も数の多いクマゼミとアブラゼミの見分けるポイントを学び、実際に仕分けしました。また、セミは種類によって好む土の状態が異なるため、ぬけがらを収集することで地域の自然環境を観測することもできるそうです。集計結果は、クマゼミ239個、アブラゼミが118個で、去年と比べるとクマゼミの比率がだいぶ多くなっていました。指標生物としてのセミの役割や過去との比較について説明があると、子どもだけでなく保護者も興味深そうにうなずいていました。
今後も夏休みの自由研究にもなるような親子でたのしく学ぶことができる講座を企画していきたいと思います。
(K.O)