藁科生涯学習センターでは9月5日(土)18時から19時、葵区新間の中勘助文学記念館にて講談師による「中勘助文学記念館開館20周年記念事業秋の夜の怪談〜中勘助文学記念館ではじめての講談〜」を開催しました。
講師は、平成27年春に真打に昇進された田辺鶴遊さんをお迎えしました。田辺さんは静岡で子供時代を過ごされ、今年の6月には高齢者学級みのり大学合同開講式にて講談を披露していただくなど、静岡とのゆかりが深い方です。
受講者は、幼稚園児から高齢者まで幅広い年齢層の参加があり、申込の段階から大きな反響をいただきました。
講談についての概論から始まり、今回の目玉である怪談「番町皿屋敷」を講演され、テンポよく、それぞれの登場人物に特徴を付けた話しぶりで受講者を引き付けていました。
受講者アンケートを見ると、小学生には講談は少し難しかったようですが、怪談噺の怖いシーンは理解できたようです。一般の受講者からは、「初めて講談を聞いたがおもしろかった、ぜひまた聞きたい」などの声が聞かれました。
中勘助文学記念館で当事業を行うことにより、日本の古典芸能に触れ、また中勘助さんやその作品に興味を持っていただく機会とすることができたと思います。
今後も中勘助文学記念館開館20周年記念事業として、俳句創作講座や作曲家ラヴェルと中さんが所有していたレコードについての講座などを予定しています。ご興味のある方は是非ご参加ください。
(M.S)