大里生涯学習センターでは、7月7日から9月15日まで、静岡市立芹沢_介美術館との共催で「型絵染講座」を実施しました。
初回は芹沢_介美術館を見学し、型絵染について学びました。また、これから染める作品のモチーフを見つけるのもこの日の目的のひとつ。受講者はモチーフを探しながら、芹沢_介の様々なコレクションに見入っている様子でした。
2回目から作品の制作に取り掛かりました。下絵を描き、型紙を切り抜き、糊を塗って乾かして、色を塗ってまた乾かして… 作品の完成まで2か月半を費やしました。
それだけに糊を落として、色鮮やかな染物が出来上がった時には、受講者の喜びもひとしおだったようです。受講者が思い思いのモチーフで染め上げた作品は、とても個性豊かで初めての制作とは思えないほどです。ひとつの型紙で、2枚の布を違った色合いで染め上げているので、その雰囲気の差を楽しむこともできます。
講座で制作した作品は10月14日(水)まで大里生涯学習センター2階ロビーで展示中です。型紙と作品を比べて制作過程を想像すると、一層作品が趣深く見えますよ。
(M.S)