旧マッケンジー住宅、旧エンバーソン住宅、興津坐漁荘・・・。静岡市内には国の有形登録文化財に指定されている歴史的な住宅建築が多く存在します。しかし、「いつの時代の建物で、誰が住んでいたのか」ということを知らない人も少なくないはずです。
そこで西奈生涯学習センターでは、郷土の財産をもっともっと多くの方に知ってもらうため、「講演会 静岡市に残る和と洋の住まい」を開催しています。市内に残る歴史的な住宅建築の魅力を、工学、芸術、文化等、あらゆる観点から紹介していく学習講座です。
講師は常葉大学造形学部で教鞭をとる土屋和男さん。とても柔らかな物腰で、難解な専門用語も丁寧に解説してくれます。受講者のなかには当然ながら建築の知識がまったくない方もいるようでしたが、土屋さんのわかりやすい解説により、大きくうなずく姿や、熱心にメモを取る姿の受講者を多く見ることができました。
生涯学習センターの学習講座では、専門の講師が丁寧に解説してくれますので、受講にあたり専門的な知識はまったく必要ありません。さまざまなジャンルの学習講座を実施していますので、まずは気軽にお近くの生涯学習センターに足を運んでみてはいかがでしょうか。
(T.I)