「美和おやこ茶の湯講座〜お茶のこ彩々〜」が9月17日から毎週土曜日、北部生涯学習センター美和分館で始まりました。
全7回の講座で、受講者は講師からお茶の歴史や種類などを学んだり、玉露、煎茶などお茶に合わせた淹れ方ついても指導を受けたりしています。
10月17日の第5回は、内牧にある「マルウチ茶農業協同組合」の製茶工場で静岡市茶手揉保存会会員の指導を受け手揉み体験をしたり、工場設備を見学したりしました。皆、お茶の手揉みは初めてで、手順・ポイントなどについて説明を受け、実演の様子を見学した後、作業に取り掛かりました。親切丁寧な手ほどきもあり、しばらくすると要領よくできるようになり、談笑を交えながら手揉み体験をしました。工場内には大きな蒸し器や茶葉の水分を取る葉打ち機などの珍しい機械があり、受講者は機械や製茶の工程などの説明をしてもらいながら見て回りました。講座の締めくくりとして作ったお茶を袋詰めして持ち帰ってもらいましたが、自ら手揉みしたお茶ということもあり皆満足げな様子でした。
地元のお茶のおいしさをゆっくり味わってもらうだけでなく、1,200年以上の歴史を持つお茶の奥深さを学んだり、茶の湯が大切にする一期一会といった出会いやもてなしの心に触れたりする機会を今後も提供していきたいと思います。 (K.O)