葵生涯学習センターでは、古文書解読講座「郷土の古文書に親しむ解読講座(全4回)」を行いました。
初回は、「蛙なく奈(な)る 小田原盤(は) 箱根を超え天(て) 伊豆能(の)海 三島能(の)里乃(の)・・・」というように、旧態の平仮名を使った「草仮名」「返読文字」などの資料を用いて古文書解読の基礎を学びました。
2回目は、「返り点(レ点)」や「一二点」「上下点」と「為(〜させ、〜のため、〜として)」溜致(いたさせ)、以書付(かきつけをもって)など返読・再読文字の解説のほか、安政大地震の記録として知られている「大地震の事但駿遠三」を読み解きました。
3回目は、駿府浅間領の建穂寺(たきょうじ)の記録について、廿日会のことや権現様(徳川家康公)の寄付によることなど、世相が反映された貴重な文書を解読しました。
受講者らは、講師の解説を聞きながら当時の生活に思いを馳せ、学習に取り組んでいました。(T.A)