西部生涯学習センターでは静岡の伝統工芸を体験していただくため、4つの講座を企画しております。
その第一弾として、4月19日〜5月24日火曜日の夜、全4回講座で「駿河伝統工芸体験〜染絵の駿河塗下駄」を開催しました。
講師に、静岡市伝統工芸技術秀士 下駄塗師の佐野成三朗氏と下駄職人の佐藤仁美氏をお迎えし、直接職人さんから指導していただきながらオリジナルの下駄を作れるという、貴重な体験ができる講座です。
1回目〜3回目で国産の桐材に自分でデザインした絵柄を下書きし、銀色の塗料で輪郭を描いた後、染料で色を入れていきます。受講者は慣れない絵筆に苦戦しながらも、慎重に線を引いたり、色を塗ったりと作業を進めていました。鼻緒選びでは様々な種類の中から絵柄に合うものを、受講者同士や講師と相談しながら、真剣に決めていました。
最終回では自ら鼻緒をすげる作業を体験した受講者もおります。
下駄の完成後には、
「自分で使用できるものをつくることができて、満足です」
「素晴らしい下駄が出来上がって嬉しいです。」
と、大満足の感想をいただきました。
伝統工芸体験講座の第2弾は、卵殻貼り細工を9月に予定しております。
そちらの情報もぜひ、ご確認ください。
(Y・H)