西奈生涯学習センターでは、9月10日、17日、24日の全3回で、静岡の山城〜歴史ロマンとミステリー〜を実施しました。
静岡県内には、多くの山城の史跡が残されていることをみなさんは知っていますか?
山城は、読んで字が示す通り山の中に山の地形を活かして築かれたお城のことを言います。そんな知られていない山城の魅力について、実際に山に登り調査研究を行っている静岡古城研究会水野茂会長を講師に招き、講演会を行いました。
講座は、南北朝時代から戦国時代までの静岡県内の山城についての話が主なものでした。講師自らが測量して作ったという山城のなわばり図を解説していただいた後、現在でも目で見て確認出来る山城の痕跡について写真を用いて解説していただきました。今でも目視で確認できるという山城の跡に受講者は、現在の山の様子と図面を見比べながら、熱心に講師の話を聞き、メモを取っている姿が印象的でした。
山城の多くは、険しい山中にあり、人目に触れることはありません。また、長い年月の経過とともに劣化し、そこが史跡であることさえ気付くことが難しくなっています。だからこそ、そんな山城跡を発見した時、歴史のロマンを感じることができるのではないかと思います。
みなさんも一度山城跡を訪れ、山城が築かれた頃の歴史にロマンを馳せてみませんか?
(M.O)