南部生涯学習センターでは、全6回に渡り「親子が笑顔になるしつけの方法」を開催しました。
皆さんは「しつけ」というと、どんなことを連想しますか。
お尻をペンペンする、押し入れに閉じ込める、などの体罰を連想する人は多いのではないでしょうか。
では、子どもが言うことを聞く「しつけ」が、「良いしつけ」と言えるのでしょうか。
仮にすぐに言うことを聞いたとしても、それは叩かれるのが嫌だからです。叩いても問題行動は減りません。
それは、子どもにはどのように行動を直したら良いのかが伝わらないからです。
親の体罰がエスカレートしても、子どもは同じ行動を繰り返し、関係は悪化し、悪循環に陥ります。
この講座で学ぶのは、アメリカで開発された「コモンセンス・ペアレンティング」。
目指すところは、6つの具体的な手法を使うことにより、大人と子どもが信頼関係を結びながら、
子どもが社会で生活するために必要な「良い行い」を身に付けていくことにあります。
講座では親と子どもとの関係性について学びました。この手法は大人の人間関係にも使えるそうです。早速実践して、次回の講座で
「夫の育児への関わり方を当てはめて考えてみると、新たな発見がありました。この講座のことを夫にも話し、育児に対して前向きに話し合うことができました」
という報告をしてくれた方もいました。
「子どもの問題行動にどう接していいかわからない」「すぐに怒ってしまう」「子育てがあまり楽しくない」など悩みは様々です。
同じ悩みを持つ人は共有したり、人の悩みを聞いて新たな発見があったり、
今後の子育ての参考になったようです。
この講座をきっかけに、親子の笑顔が増えてくれたら嬉しく思います。
(Y.K)