南部生涯学習センターでは1月15日から毎週日曜日、4回に渡って「海野のものがたり」を
開催しました。
「海野のものがたり」は静岡市に多い「海野姓」に焦点を当て、海野氏のルーツや海野姓を持つ
3名の偉人を紹介する講座です。
詳細のテーマと講師について以下のとおり、ご紹介します。
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■1月15日(日)
第1回目のテーマは「名族海野と真田一族」。
古代の海野から中世、その後を図版や年表等で紹介した。
講師 海野宏之氏(駿河海野会会長)
■1月22日(日)
第2回目のテーマは「海野孝三郎」。
孝三郎の茶業への貢献と第2部として「井川の殿様」海野家のルーツと
諏訪神社からルーツを持つ「長島家」、「安倍家」との相関関係について講義をした。
講師 森竹敬浩氏
■1月29日(日)
第3回目のテーマは版画家「海野光弘」。
39歳で夭折した地元版画家の生涯と旅を妻の克江さんから話を頂き、
続いて作品を所蔵する島田市博物館学芸員による年次別作品紹介を行った。
今回は講演会ではなく、座談会形式で開催した。
講師 海野克江氏(光弘妻) 朝比奈太郎氏(島田市博物館学芸員)
■2月5日(日)
第4回目のテーマは背くらべで有名な作詞家「海野厚」。
現在では、生存中の厚さんを知る者はなく、姪御さんの伴野さんが、
厚の母や兄弟の思い出と曲金北原海野家について語った。
海野厚氏も28歳という若さで亡くなっている。
講師 伴野薫氏(厚姪)
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今回の講座で、海野さん同士の連携が深まったことや海野さんのみならず他姓の参加者
との名刺交換など、通常の講座では経験できない人間関係の広まりを実感でき、
親族ならではの生活感ある話や偉人を育んだ風土を感じつつ無事終了することができました。
次年度以降も静岡市に多い「望月姓」などを取り上げ、講演会を開催予定ですので
どうぞお気軽にご参加ください。
(J.M)