藁科生涯学習センターでは、4月8日、15日、22日に「わらしな文学講座〜
現代女性作家編」を開催しました。静岡大学の森本隆子准教授を講師に招き、
現代日本を代表する女性作家の作品を解説しました。
第1回は吉本ばななの『キッチン』を、第2回は川上弘美の『センセイの鞄』『蛇を踏む』を、
第3回は江國香織の『きらきらひかる』『ホリー・ガーデン』を取り上げました。
第1回に取り上げた『キッチン』では、大学生「みかげ」を中心とした話が展開され、
彼女の人間関係など、現代人特有の悩みが描かれ、話が発展していくことを講義されました。
第2回、第3回で扱ったそれぞれの作品でも、
我々現代人の内面を鋭くえぐる描写がなされていると解説されました。
現代文学をお好きな方には、より深いとらえ方を、これまであまり触れてこなかった方には、
新たな作品に触れる機会を提供できました。
藁科生涯学習センターでは、今後も新たな知識に出会える講座を企画していきます。(K.M)