西奈生涯学習センターでは、6月15日から7月20日にかけて「声に出して楽しむ ふるさとの民話」を開催しました。
静岡には次世代に語り継ぎたい魅力的な民話や伝説がたくさんあります。
本講座では、語りの鑑賞と体験を通して、静岡にゆかりのある伝説や民話の魅力に迫っていきました。
「むかし、むかし、駿河の国に…」
毎回、講座のはじめに講師による素話が披露されると、会場は静まりかえり、受講者の表情は真剣そのもの。
一瞬にして物語の世界に引き込まれていきました。
また、最終回はミニ発表会を行い、各班の代表者が語り手に挑戦しました。
原稿をそのまま暗唱するのではなく、自分の言葉に置き換えて語る方もいれば、静岡や東北の方言を織り交ぜて語る方も
あり、練習の成果を垣間見ることができました。
「沼のばあさん」や「天女の羽衣」等、聞き覚えのある地元にまつわる民話でも、方言の活用や声に抑揚をつける等、語り手の工夫によって何倍にも味わい深い世界が広がることが実感できたのではないでしょうか。
8月からは新たにサークルを立ち上げて学習を継続していくことになりました。
是非、ご一緒に民話の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(S.I)