西部生涯学習センターでは静岡徳洲会病院と共催で「医療講演会『認知症について』」を開催しました。申込者も多く、関心の高いテーマを企画できました。
講師は総長の相澤俊行先生で、ユーモアを交えながらの楽しい、わかり易い講演でした。
「認知症とはなにか」について、物忘れとの違い、認知症の類型、症状、心理、行動等を学び、治療や対処法としての介護の重要性について説明を受けました。
認知症の人への対応としては、叱ったり命令したりしない、訴えを頭ごなしに否定しない、人間として尊重することなどが大切であり、寄り添う、自分で気づかせるといった介護者の対応によって、症状はよくなる、とのことでした。
また、認知症予防の方策として栄養バランスのとれた食事、足腰を鍛える運動、頭を使った表現活動など生活習慣の改善指導があり、特に嗅覚を刺激するアロマテラピー、社交ダンス、飲むなら赤ワイン3杯などの興味深い方法の紹介もありました。
受講者からは、「大変役に立った」、「勉強になった」、「認知症のいろいろな症状がわかった」などの感想が寄せられました。認知症について理解を深めるとともに、家族や自分自身の問題として生活に活かせる内容は好評でした。
T.S