「めざせ!セミのぬけがら博士」は、セミのぬけがらを収集し地域に生息するセミの種類の見分け方を学ぶことで、子どもが自然環境に興味を持つきっかけを作ることを目的に、毎年夏に開催されています。
今回は9つの生涯学習センターが会場となり、それぞれが近隣の公園や神社でぬけがらの収集を行いました。
葵生涯学習センターでは8月2日に開催され、30名の参加者が熊野神社でぬけがら集めを行いました。子どもの目線の高さだとたくさん見つかるようで、子どもたちは夢中になって虫取り網を使ってぬけがらを集めていき、中には袋いっぱいに収集している子もいました。また、高い所にあるものはお父さんが取ってあげるなど、親子で協力している様子も見られました。
神社から葵生涯学習センターに帰ったあとはぬけがらをクマゼミとアブラゼミの2種類に分類しました。気温上昇だけでなく、樹木の種類や日当たり、市街地開発に伴う地面の環境変化など、様々な要因がセミの分布に影響していることを学び、子どもたちは調査することの面白さを感じているようでした。
楽しい夏の思い出を作れるだけでなく、環境について学べるこの講座。みなさんも、セミのぬけがらを見つけに家族で公園へお出掛けしてみてはいかがですか。