藁科生涯学習センターでは4月から12月にかけて
「『綿』種まきからの紡ぎと織り」を開催しました。
この講座では受講者が綿栽培を行い、
収穫、糸紡ぎ、織り等の綿栽培から綿織物ができるまでの
一連の工程を体験し、綿について様々な視点から学びます。
初回は綿の栽培方法について学び、
4月から9月にかけて種まきから収穫までを受講者自身で行いました。
今年の夏は台風が多かったことから収穫量はあまり多くなかったようです。
9月からは収穫した綿の加工作業がスタート。
綿の塊から紡ぎゴマ(スピンドル)を使い、よりをかけて糸にしていきます。
はじめは糸が太くなってしまったり、すぐに切れてしまったりと
上手く紡げない受講者も多かったのですが、10月に入るとコツをつかみ、
受講者同士がアドバイスする姿が印象的でした。
11月からは織りの作業に取り組み、
自分で紡いだ糸を使って綿織物の作品を作成しました。
手仕事の温かみがある糸から受講者それぞれの
オリジナリティあふれる作品が出来あがりました。
受講者からは「楽しく学べました」「一枚の布ができるまでの手間や
手仕事の大切さがわかった」との感想があり、綿の魅力に触れていただく
機会となりました。
(Y.A)