静岡市生涯学習センターTOP
講座レポート長田生涯学習センターでは、「おさだの歴史～長田村誌を紐解く～」を開催しました。
この講座ではグループワークを行い、長田村誌を実際に読み解きながら、そこに書かれている長田村の様子を各回のテーマに沿いながら探るという形で学習しました。長田村とは、昭和9年に静岡市に編入されるまで存在した村で、長田生涯学習センターの所在地である寺田も長田村にありました。その面積は広く、当時の静岡県下で一番大きな村だったそうです。そんな長田村についての当時の姿を読み解いていきました。
1回目「長田の起源と地域の姿」
2回目「古代の道と長田」
3回目「名所が語る長田の魅力」
このようなテーマに沿って学習していきました。
受講生は5人1組になって、グループごと与えられた資料を読み、発表しました。本文は現在では使われない漢字や表現が多く登場しましたが、ひとたび読み方を覚えれば、驚くほどスラスラと読み進めることができました。講師からは「適当に読む」ことが大切と話があり、“分からないものは分からない！”と気張らずに読解していきました。それでも講座最終回にはどなたも古文書を読み解く力がついたようで、「楽しく学ぶことができた」、「長田村誌に登場した場所を実際に歩いてみたい」といった感想を多く頂きました。
郷土史を学ぶためには時に古文書を読まなければならない場面があるかもしれませんが、「私にはとても読むことはできない」とあきらめたことはありませんか？書かれた時代にもよりますが、一度挑戦してコツを掴めば思っていたよりも簡単に読み解くことができるかもしれません。この講座が地域の歴史を学ぶきっかけや、古い書物を読み解くヒントになればうれしいです。
（A.Y）
