西奈生涯学習センターでは、2月17日(土)に「瀬名の古文書研究発表会」を実施しました。
この発表会は、日ごろから当施設で古文書の研究活動をしている「静岡古文書研究会」との共催事業です。
瀬名地域に残る多くの古文書の中でも今回は、秣場(まぐさば:飼料用の草刈り場、採草地)について書かれた古文書をテーマに秣場の重要性や江戸時代の行政、農村の暮らしぶりについて発表を行いました。
発表は、会員3名が年代ごとで担当を分け、日頃の研究成果を披露しました。発表の合間には、疑問点を質問する受講者も多く見受けられ、瀬名地域の古文書に関して関心の高さが窺えました。
また、会場には、貴重な瀬名村の地図の写しや、秣場と村の位置関係が分かるジオラマなども準備され、受講者の注目を集めていました。受講者からは、「瀬名地域の昔の様子が資料や地図などから分かり、とてもよかった。」という声も聞かれました。
今回の発表から地域の歴史や文化に興味をもっていただき、郷土愛を持つきっかけになればと思います。
(M・O)