昔と今の子育ての違いを実感したことはありませんか。昔とは異なる現代の子育て事情を学び、母親とサポートする人たちの間で共通認識をもって育児することを目的に、西部生涯学習センターでは講座「子育て・孫育てのための現代子育て事情」を開催しました。
メインテーマ「こんなところが変わりました」では静岡市助産師会の望月知佳講師から、母乳とミルク、白湯、果汁、離乳食、日光浴、ベビーパウダー、予防接種などについてどう変わったかとその理由がわかりやすく解説され、受講者も納得したようでした。また、「見てない、経験していないことはできないママも少なくない、おばあちゃんは抱き方やあやし方を見せてあげてほしい、昔から変わらないことは思い出して伝えてほしい」と強調されました。その他、産後の女性の身体的負担やメンタルヘルスを理解し、家族が気を配って、話を聞いてあげる、支えてあげる大切さが伝えられました。
抱き方やおむつ替えの実習では、まるで本当の赤ちゃんのような重さがあり、首がすわらない、手足が動く人形に驚きながら、慣れない手つきで体験するおじいちゃんやパパたちのほほえましい姿が見受けられました。手作りおもちゃの紹介もあり、楽しい雰囲気の中、講座が終了しました。
「子育ての昔と今の違いを学べてよかった」という親世代の感想、「なぜいらないのかなどちゃんとわかってくれたみたいでよかった」という子世代の感想が寄せられるなど、親子や夫婦など家族が連れ立っての参加が多く、受講の合間には子育てについての会話が弾んでいる様子がうかがえました。
(T.S)