西部生涯学習センターでは、6月29日〜7月27日に「自分だけの駿河塗下駄制作講座」を開催しました。
この講座は制作体験を通して、駿河塗下駄の技法に触れ、完成した下駄を日々の生活に活用してもらうこと、また地場産業を学び郷土理解を深めることを目的に実施しました。
オリジナルデザインによる下駄制作のため、事前にデザイン画を描く課題を出しましたが、講座初回にはトンボや蛙、トマト等の動植物だけでなくキャラクターをモチーフにしたもの、和風・和洋折衷、様々なデザイン画が並びました。これを基にして第2回に桐の下駄へ下書きをし、第3回には講師が実際に使用している染料での色付けを行い、最終回に鼻緒をすげて完成させました。
作業の進度は個人差があったものの、伝統工芸やものづくり体験に関心を持った受講生が多かったこともあり、下書きや色付け等の作業に一生懸命取り組んでいる様子がとても印象的でした。完成した下駄は作り手の個性がそれぞれ表れた作品となり、受講生は互いに感想を話し合ったり、記念写真を撮影したりと交流を深めていました。
素敵な下駄を浴衣などの和装の時だけでなく、ジーンズなどの洋服にも合わせるなど、自分だけの下駄を楽しんでいただきたいと思います。
(M.K)