長田生涯学習センターでは9月15日に「駿河湾のモノガタリ」を実施しました。
静岡に面している駿河湾は日本一深い湾として有名ですが、駿河湾の深海はどのような世界が広がっているのでしょうか。深海世界を探るため、様々な調査研究が行われていますが、この講座では深海生物の種類や生態についての最新の調査結果、またこうした調査研究が行われている現場の様子についての講演をいただきました。
深海生物というと一般的にイメージされるのはチョウチンアンコウのような特徴的な姿をした魚たちだと思いますが、こうした深海魚がどのくらい種類があり、どのように成長するのかはあまり知られてはいません過去の研究では全く別の種類だと思われていた稚魚と成魚が、最新の調査によって実は同じ種類であったことが分かり、成長によって姿が大きく変わる種類がいるといった話では、実際の記録写真で姿を比較して見ることができました。ほかにもさまざまな深海魚の写真を、真っ暗にした会場の中でスクリーンに映して見ましたが、まるで深海の中で魚たちを見ているような気分を味わえました。
受講生からは「興味深い話が聞けてよかった」「これからもこうしたテーマの講座を聴講したい」との感想をいただきました。私たちが知らない海の姿について、調査研究を行っている研究者から直接お話しを聞くことはとても刺激的な時間になったのではないでしょうか。
長田生涯学習センターは、「海」をテーマに今後も様々な事業を実施していきますので、是非ご参加ください。
(A.Y)