静岡市生涯学習センターでは、高齢者の方が自らの生きがいを創造し、豊かな人生を送ることを目的として、年間(4月〜3月)を通して、「高齢者学級みのり大学」(全18回)を開講しています。
みのり大学は、歴史、文化、美術、科学、文学、音楽などの、幅広い分野について、2時間程度、講義や体験を通して学んでいく講座と、学級生同士で計画する自主的な活動を行っています。
南部生涯学習センターでは、11月28日(水)に今年度12回目のみのり大学を行いました。
今回は「能に親しむ〜幽玄の美の世界〜」と題して、金春流シテ方能楽師である村岡聖美講師に、能の歴史や基礎知識についての講義を受けるとともに、能面を着けてみたり、謡(うたい)を歌ってみたり、と体験も行いました。
実際に角度で表情が変わって見える能面の様子や、「般若」面が女性であるという講師の説明に受講生からは驚きの声が上がっていました。
謡の体験では、独特の節回しに、最初は戸惑っている様子でしたが、だんだんと声が出てきて、最後には全員で通して歌い切ることができました。
最後には、講師による静岡ゆかりの能である「羽衣」の舞(仕舞)の実演があり、受講生からも「実際に見られて良かった」「感動した」と感想が聞かれました。
みのり大学南部学級では、一年を通して、様々な知識を身につけ、たくさんの仲間たちと交流しながら楽しく学べるよう様々なジャンルの講座を実施しています。
みのり大学に興味を持たれた方、来年度の参加を検討している方は、ぜひ一度見学にいらしてください。
(M.T)