皆さんは絵図や屏風に描かれた駿府の町を見たことがありますか?
講座「絵図で歩く“駿府”」は、江戸時代に描かれた絵図をもとに
駿府の町の様子を知り、実際に町を歩きながら身近な歴史に親しむことを
目的として11月15日と22日に実施しました。
初回の座学では、絵図の種類や描かれた目的、駿府の人々の暮らしについて
学びました。
絵図には様々な情報が散りばめられており、丹念に見てみることで駿府城を中心に
城下に広がっている駿府の町の様子が良くわかります。
受講者の皆さんは、講師の解説と絵図を照らし合わせながら、駿府の町が城下町として
発展していったことを読み取っていました。
続く二回目の町歩きでは、駿府城公園を出発し鷹匠町や呉服町等を経由しながら、
紺屋町にある小梳神社を目指しました。
途中、町屋敷と武家屋敷との境であった札の辻(呉服町1丁目付近)や駿府城の
警備を担当した加番屋敷跡(東草深町)に立ち寄りながら、絵図と現在の町並みとの
違いを見比べました。
受講者の皆さんは、普段は気づかずに通りすぎてしまう町角や通りにも江戸時代の地名や
町割りの名残があることを発見し、400年以上前の駿府の町並みに思いを馳せていました。
今後も歴史をテーマにした様々な講座を開催して参ります。お楽しみに!(A.M)