大里生涯学習センターでは、1月20日(日)に親子で科学体験を愉しむ「親子でかがくあそび」
を開催しました。
この講座は、市内で科学普及活動を進める「サイエンスぽけっと」による親子向けの科学体験講座で、今回は「からだの中をはしる道」をテーマに当センターで開催したものです。
その名のとおり、「科学を遊ぶ」ことに重きを置いたこの講座は、オリジナル紙芝居の読み聞かせからスタートします。
このオリジナル紙芝居は、講座の中で実際に行われる実験や工作に触れながら、それらを通じてどんな科学を学ぶことができるのかがわかる、という優れもの。
紙芝居を見て実験や工作に思いを馳せた子どもたちは、興味津々の様子で工作に移っていきます。
今回の工作は、木の葉を使った葉脈しおり作り。
工作そのものはさほど難しくなく、小さなお子さんでも自分でどんどん作っていきます。
ほとんどの子が今日初めて「葉脈」の存在を知ったと思うのですが、喜々としながら「見て!上手に葉脈が取れたよ!」とお母さんに自慢していました。
工作の次は観察の時間。
生きているメダカの尾を顕微鏡で観察、その血流を見ることができました。
こちらは子どもたち以上に保護者の皆さんに好評。
子どもたちと一緒になって、目を輝かせながら顕微鏡をのぞきこむお父さんの姿もありました。
こうして、血管や葉脈などの「からだの中をはしる道」について体験した参加者の皆さん。
アンケートで「今日学んだことはなんですか?」と聞いてみましたら、
「人間の大人の血管をつなげると地球2周半ということがわかった」「葉っぱに水が通る道があることがわかった」などなど…。
それぞれに学びがあったようです。
実権や工作を「遊び」として楽しみながらも、その中にしっかりとした「学び」がある。
「親子でかがくあそび」はそんな素敵な講座でした。
(Y.I)