南部生涯学習センターでは料理講座「捌いて味わう しずまえの幸」を開催しました。
用宗漁港、清水港、由比漁港で水揚げされる魚介類を「しずまえ鮮魚」といいます。
桜えびやシラスが有名ですが、それ以外にも美味しい魚がたくさんいることを知ってもらいたいと、静岡市水産漁港課と共催、しずまえ振興協議会用宗地区部会の協力を受けて企画しました。
講座当日の朝、しずまえ振興協議会用宗地区部会のトラックで、用宗漁港で水揚げされたタイとホウボウが生け簀で生きたまま会場に到着しました。
当日水揚げの魚を使用する予定ではありましたが、生きたままとは想定外です。
生きた魚の場合は手早く締められるかどうかで味が大きく変わるため、急遽講師の手で活き締めを行いました。
料理実習では、魚を捌く際の身体全体の使い方の解説から始まりました。
まずは簡単な体操のような動きで、へその下あたりにある「丹田」に力を入れる基本姿勢を学びました。
受講されたみなさんにとっては意外な展開だったようですが、学んだ技術で熱心に鮮魚を捌いていました。
できあがったのは「ヒラメのキラキラムニエル」「地魚の刺身」「シラスの炊き込みご飯」「TEA豚と唐芋の豚汁」の4品。
地元の食材をふんだんに使い、自らの手で仕上げた料理にみなさん大満足されていたようです。
しずまえ鮮魚の魅力が満喫できたのではないでしょうか。
しずまえ鮮魚を扱う鮮魚店やレストランもたくさんありますので、ぜひ探して味わってみてください。
(M.S)