認知症の本人と家族、地域住民、介護・福祉・医療の専門家などが集い、交流できる場「しずおかオレンジカフェ『いいとこカフェ・ふらっと』」が4月からスタートしました。
高齢化が進み、認知症は誰にとっても身近な病気となりました。認知症高齢者等にやさしい地域づくりを目指し、国は認知症の方や介護者への支援策の一つとして「オレンジカフェ(認知症カフェ)」等の設置を推進しています。田町地区の高齢化率は市内の他の地域に比べて高く、また、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で継続して日常生活を送れるよう、支援体制の構築と認知症ケアの向上が求められています。そこで、市民団体「いいとこカフェ・ふらっと」の皆さんと一緒に、西部生涯学習センターを拠点としたオレンジカフェを開催することになりました!
初日の4月11日は18人が訪れ、まず、オレンジカフェについて説明を聞きました。続いて名札を作り、正しく座ることの大切さについて勉強しました。司会者のざっくばらんな話し方は参加者の笑いを誘い、初参加の方もいましたが、すぐに打ち解けていたようでした。また、途中にお茶とお菓子を食べながらおしゃべりをする時間が設けられており、最近見たテレビの内容や身近に起きた出来事を楽しそうに話していました。
認知症の本人はもちろん、家族や地域の人、認知症について知りたい人など、誰でも気軽に参加できるオレンジカフェが田町地区に根付くよう、情報発信と内容を充実させていきたいと思います。(M.K)