雨や台風等の被害が増え気象情報が気になる今、竜巻の発生情報もニュースで耳にするようになり、ますます不安が募ります。6月29日の「静岡気象、アレコレ」では気象予報士の有資格者であり常葉大学の准教授の山根悠介先生を講師に招き、静岡の気象情報やメカニズムをお聞きしました。
講義のテーマは雨、台風、竜巻、防災の4つ。雨の話では静岡県各地域の降り方の違いについて学んだ後、山間部の降水量が多いと考えられる理由を、雨が降るメカニズムを踏まえて説明を受けました。このように1つの話だけでも興味深い内容が盛りだくさん。防災のテーマでは最近ニュースに流れる5段階警戒レベルの避難するタイミングや、日本における将来の温暖化に伴う大雨の予測などもあり、受講者は真剣な様子でメモを取りながら聴講していました。
山根先生のお話には具体的な話が多く、今後増えるであろう自然災害の備えにも繋がるためか受講者は興味津々。休憩時間や講座後は質問が絶えませんでした。アンケートの感想にも「次回も開催を期待している」等の声が多く寄せられ、大好評の講座となりました。
これからも警戒レベルが高い雨が多くなることが予想されています。受講者の皆様が学んだことを活かし、今後も雨、台風、竜巻や警報についてよく知った上で、災害に備えていただきたいと思っています。(T.H)