西奈生涯学習センターでは、8月18日に「小さな和菓子職人」を開催しました。
受講した小学4年生から中学3年生の子ども達は、プロの職人の指導を受けなが
ら「練り切り」を作りました。
「練り切り」は、こし餡を白餡とつくね芋や求肥(ぎゅうひ)を合わせた餡で包み、
それを四季の風物の彩りや形などに整形して表現したお菓子です。
講座の冒頭で和菓子には季節の移ろいが大切に表現されていることを学んだ後に、
ナデシコと菊のお菓子づくりに挑戦しました。
受講者が最も熱中していたのは、餡を包んで丸く整えた生地の表面に、フォーク
や箸を使って花びらの筋をつけていく作業でした。
時間をかけすぎると手の熱が伝わって形が崩れてしまうので、手早く仕上げるこ
とがポイントです。
繊細な作業に苦戦しながらも、職人のような眼差しで丁寧に取り組む姿が印象的
でした。
受講後のアンケートには、「職人の苦労や和菓子を作る大変さがわかった」等の
感想が寄せられ、職人の技巧のすごさを実感できた様子でした。
完成した和菓子は自宅に持ち帰って、家族と一緒に美味しく召し上がっていただ
きました。
自分で作った和菓子の味は格別だったのではないでしょうか。
(S.I)