静岡市生涯学習センター

みんなの気持ちを一つにして、軽やかで楽しそうな歌声が響く「子どもの歌～みんなで歌おう！～」は西部生涯学習センター恒例の合唱講座です。この講座は4歳～12歳の子どもを対象に、6月～8月の3カ月間に渡り実施しました。

　参加者の半数が未就学児だったこともあり、第1回は歌に集中できない参加者もいましたが、講師が一人一人に声がけや、歌詞に合わせた振りをつける等、歌に興味を引くような指導を行いました。回を重ねるうちに歌詞を暗記する参加者が増え、自然に互いの手を繋ぎ合唱する姿も見られ、全員で歌う楽しさを感じている様子でした。

　最終回は「西部センターまつり」の舞台発表会で歌を披露しました。練習では問題なく歌えた参加者も観客の前では緊張した様子で、歌詞が出てこない場面もありました。それでも一生懸命元気に楽しく歌う姿に観客や見守る保護者から大きな拍手が送られました。

　全5回の講座を通して、驚いたことは参加者の歌うことへの姿勢が大きく変化したことです。自宅でも熱心に歌の練習や暗記する努力を重ね、自ら他の参加者に話しかけ積極的に繋がろうとする気持ち、また講師の丁寧な指導により歌詞の理解や発声の仕方等を学び、バラバラだった歌声はみんなの心が一つにまとまった美しい歌声に成長しました。
　ここまで辿り着くまでには保護者の温かな見守りも欠かせません。多くの関係者による相乗効果もあって、発表会を成功させることができたと思います。素敵な歌を披露してくださった参加者と保護者の皆様、ありがとうございました。

　今後も西部生涯学習センターでは子どもたちが楽しく学ぶ場を提供できるよう努めてまいります。そして、これから実施予定の「子どもプログラミング講座」、「父と子どものアート広場」も注目してくださいね。

（Ｍ．Ｋ）