西部生涯学習センターでは、11月24日に「第5回 静岡のものづくり しずおかクラフトトーク 羊と人の関わり」を開催しました。会場は国の有形文化財に指定されている古民家「鈴木邸」。今回はそこで放牧されている「羊」がテーマです。
まず、講師のトンボ玉作家・光後明人さんと染織家・稲垣有里さんから、2人の職人としての活動や、鈴木邸で羊を飼っている理由等を伺いました。太陽光パネルの下草刈のために羊を飼い始めたことという意外な理由や、春に行われた羊の毛刈り体験の映像では1匹から採れる羊毛の量に驚きの声が上がりました。
その後、羊のエサやり等の触れ合いとサコッシュ作りでは、舌や羊毛の感触に驚きながらも楽しそうに取り組んでいました。人に慣れていない羊にエサを与える方法や、羊毛から毛糸を作る方法を聞いたりしながら、自然と人は支え合って生きていることを肌で感じ取っていただけたのではないでしょうか。
次回のクラフトトークは3月21日に現在再開発が行われ魅力ある町に変貌しつつある人宿町で行います。街中(まちなか)にある工房の見学や、染色家と工芸家とのトークイベントなど、現在とこれからの人宿町の面白さを紹介しますので、是非お申込みください! (T.H)