長田生涯学習センターでは、12月8日に「リーディング・カフェ「グリム童話」」を実施しました。
リーディング・カフェとは、SPAC(静岡県舞台芸術センター)が独自に行っているアウトリーチ活動のひとつで、参加者がSPACの俳優と一緒に演劇の台本を読んでみる体験を行うものです。
今回は、来年1月から静岡芸術劇場で公演が始まる「グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜」の台本を、実際に出演する俳優によるナビゲートのもと、読みあわせを体験しました。
台本に書かれている物語の場面を切りながら、台詞を声に出して読み進めていきました。今回の進行では、役は固定せず、場面ごとランダムに講師から指定されます。また、過去に上演された舞台映像を見ながら、物語や人物の心情、文化的背景などの理解を深めていきました。物語だけでなく、舞台上の演出についての解説や、人物の心理描写を現した演出がされている場面の話など、出演者ならではの目線の話を聞くこともできました。
今回の受講生は演劇経験者や絵本の読み聞かせボランティアをしている方、気兼ねなく声を出したくて参加した方など、さまざまな理由で集まりました。2時間半の講座が終了し、最後に皆さんから感想を伺うと「このキャラクターのこの台詞がよかった」「舞台演出の話に驚いた」など、様々な感想が聞かれ、この2時間半を楽しんで受講されたようです。年明けに始まる舞台にも期待が寄せられていました。
長田生涯学習センターでは今後も様々な体験の場となる講座を実施いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。(A.Y)