西部生涯学習センターでは、11月6日〜12月11日の毎週水曜日に「静岡伝統工芸 漆塗り弁当箱」を開催しました。
講座は全6回にわたり行いました。1回目は螺鈿(ラデン)からオリジナルデザインを切り抜き、漆を糊代わりにして蓋部分に装飾をします。2〜5回目では漆を塗り、やすり掛けやコンパウンド磨きを繰り返し、6回目に呂色磨粉(ロイロミガキコ)で磨いて完成です。回を重ねる毎に深みがある色に変わる弁当箱。受講者は一つ一つの工程に職人の丹精が込められていることを実感しながら、工芸品の価値を見出している様子でした。漆塗り弁当箱制作の一部にすぎませんが、静岡の伝統工芸品の魅力を感じ取っていただけたのではないでしょうか。
講座中は受講者同士向かい合わせで席に着き、集中しながらも和気あいあいとした雰囲気で作ることができることも魅力の一つです。中には、完成作品をお互いに写真撮影する方々もいました♪