南部生涯学習センターでは、静岡市駿河区役所地域総務課との共催で「災害発生! その時あなたにできること」を実施しました。
1回目には災害の種類や防災の基礎知識を講義形式で学び、2回目には地域ぐるみで災害に対応するための図上訓練、3回目には防災の現場で使える実技講座と徐々に実践的になる連続講座です。
第2回の図上訓練では、6人〜7人でグループを作り、架空の町内を舞台として、災害時に人員や物品をどのように割り振り、動かすかを話し合いました。
まず最初は、講師から「大地震が起こった」ということが伝えられ、誰がどこの被害状況を調べに行くのか、誰が避難所の準備をしにいくのかといったことを決めていきました。
話し合っている間にも「火災が発生した」「強風が吹き始めた」など次々と新たな状況が示され、その都度プランに変更を加えていきました。
「今はこちらには人手はいらないはず」「ここは危ないから通っちゃだめ」と意見が飛び交い、白熱したワークショップになりました。
第3回には負傷者の搬送方法、効率的なバケツリレー、瓦礫の下から人を救助する方法などを学びました。
瓦礫を除去する訓練では、実際にダミー人形の上に木材を積み上げ、バールやジャッキを使って埋もれた人形を助け出しました。
これらも「貴重な体験ができた」と大変好評でした。
地域の防災訓練にきちんと参加している方でも、考え方や技術をじっくり学ぶ機会は少ないのではないでしょうか。
いざという時に命を守るため、災害にはしっかり備えておきたいですね。