東部生涯学習センターでは、12月3日(火)に静岡大学教育学部准教授の塩田真吾先生を講師に迎え、
小・中学生の保護者を対象に「子どもとSNSとの上手な付き合い方」(全1回)を開催しました。
少し考えてみてほしいのですが、
「自分がされて嫌なことは相手にもしない」というルールはよく聞きますよね。
嫌なこと・嬉しいことは、果たして相手も自分と同様に感じているでしょうか。
自分と同じように考えているだろうと思い込んでいることってありませんか?
この講座では、まず相手の考え方や言葉の受け取り方のズレを知ることから始まりました。
静岡大学とLINEが共同研究を行った教材を使い、5つのシチュエーションから、
自分がされたら嫌なことの順位をそれぞれつけました。
結果はびっくり!
嫌な度合が人それぞれ違い、全く異なる順位もあって受講者からは驚きの声が!!
「そういった考え方も確かにあるよね!」とコミュニケーションがより活発になりました。
絵文字一つにしても、使う絵文字によって受ける印象も大きく変わりますよね。
子どもたちもSNSで多くの友達と繋がる中で、
思わぬところですれ違いが起きているかもしれません。
SNSを使う上で気になるのが、「個人情報」や「使いすぎ」の問題。
子どもたちは保護者と交わしたルールをどのように捉えているのでしょうか。
曖昧なルールほど、捉え方は多様にできますね。
子どもたちは問題が「自分のこと」として自覚できていないかもしれません。
どうしたらトラブルが回避できそうか、方法を考えさせることも必要なようです。
ワークショップを通して、受講者同士で子育ての悩みも打ち明けることができ、
自律を促すルールづくりに向け、子どもとの向き合い方を学ぶことができました。
共同研究を行う教材は、塩田先生の研究室のホームページから見ることができます。
気になった方は是非のぞいてみてくださいね。
(A.S)