藁科生涯学習センターでは、10月29日(木)と11月5日(木)に「しずび出前講座 絵本画家・赤羽末吉の魅力に迫る」を開催しました。
1回目は、赤羽末吉の作品とその特徴、代表作『スーホの白い馬』の誕生秘話などについて、静岡市美術館学芸員よりご紹介いただきました。『スーホの白い馬』の壮大な情景は、旧満州時代に旅をした内モンゴルのスケッチや写真を参考して生まれたとのことです。日本への引き揚げの際に二重底にした荷物の中に隠して持ち込まれた資料がなければ『スーホの白い馬』は誕生しなかったかもしれない、というお話が印象的でした。2回目は展覧会の解説とまとめをしていただいた後、実際に静岡市美術館で展覧会を見学しました。受講者は、思い思いにじっくりと作品を鑑賞していました。
受講者からは、「作品に興味が出た」「ますます赤羽さんのファンになった」「子どもが小さい頃絵本を読んでいたことがなつかしい」などの声が寄せられ、講義と展覧会の見学を通して、絵本画家・赤羽末吉の世界観に惹き込まれている様子でした。
今後も藁科生涯学習センターでは様々な講座を開催します。ぜひご参加ください。
(M.H)