12月11日のみのり大学長田学級では、常葉大学の大川信子教授による古典文学講座、
「『平家物語』の世界―鹿の谷事件を読む―」を実施しました。
みのり大学の学級生に加えて一般受講者の参加を募る「公開講座」として実施しましたが
定員を上回るお申込みがあり、『平家物語』への高い関心が感じられました。
『平家物語』は人間関係が複雑で、氏姓や家門による力関係や過去の経緯等との因果関係が分からないと面白さを読み取ることが難しいと思われがちですが、
大川先生は原文に時代背景、当時の慣習など様々な観点から注釈を加えて、
わかりやすく解説してくださいました。
物語として楽しめる雰囲気であっという間の2時間でした。
先生の耳にすんなり入ってくるお話と幅広い知識に魅了されたファンが多かったようで、
初めて参加された方々からも「楽しかったので続きを聞きたい」「平家物語はこの人しかない!というくらい、すばらしかった」と大変好評でした。
公開講座に参加した方が、来年度のみのり大学に入学するきっかけになればと思います。
1月実施予定のみのり大学長田学級の公開講座「『道』から解き明かす長田の歴史」が現在募集中です。
興味のある方は長田生涯学習センターへどうぞ。(M.T)