大里生涯学習センターでは、2月21日に「親子でかがくあそび」を開催しました。
この講座は市内で科学普及活動を行う「サイエンスぽけっと」による親子向けの科学体験講座です。今回は身近な果物であるミカンをテーマに、ミカンの性質や、それを活かした遊び方について学びました。
講座はオリジナル絵本「みかんのおはなし」の読み聞かせからスタート。絵本には講座で実際に行われる実験・工作が登場し、子どもたちはこれから行う実験のイメージを膨らませながら、興味津々な様子で聞いていました。
読み聞かせの次はミカンの種類当てクイズを楽しみました。見た目がそっくりなミカンもあり、10種類すべてを当てるのは難しかったようですが、子どもたちはミカンの色や形、大きさを真剣に見比べながら、一生懸命答えを埋めてくれました。
続いて実験の時間では、ミカンの構造について解説があり、ミカンを分解し、ルーペを使って実と皮の観察を行いました。観察の次はあぶりだしとミカンランプの実験です。特にミカンランプは初めて見る親御さんも多く、ミカンの皮とサラダ油だけで出来ているという解説に、驚きの声を上げていました。簡単に作れるので、災害時の明かりの確保にも活用できそうです。
アンケートでは、「大好きなミカンのお話で楽しかった」「あぶりだしで絵が浮かび上がるのがおもしろかった」「大人でも知らないことがあり楽しかった」との感想をいただきました。
この講座が、身近な科学の不思議に興味を持つきっかけになると嬉しいです。(K.M)