藁科生涯学習センターでは、2月から3月にかけて「お茶で染める手拭い作り」を開催しました。葵区新間に工房「DYER'S BASE」を構える「鷲巣染物店」五代目の鷲巣恭一郎さんを講師に招き、茶葉を染料として使用する「お茶染め」を体験する講座です。
鷲巣さんの「お茶染め」は、製造工程で残ったものや様々な理由で商品にならない茶葉を利用します。また、染料として煮出した茶葉は、その後発酵させ堆肥とする完全循環型のものづくりを目指しているそうです。
今回の講座は鷲巣さんの工房を会場とし、5回に渡ってお茶染めの工程を全て体験する講座として実施しました。染めの行程も下染めと本染めを行いました。その後手拭いにのせる柄をデザインし、型紙作りと糊置きを体験しました。
講座終了時のアンケートからは「全ての工程を自分の手で行う体験は始めてだったが、貴重な体験ができた」、「思っていた以上にレベルの高い内容だった」という感想をいただきました。
お茶の有数な産地である藁科で、お茶を活用したものづくりを知ってもらうことが出来ました。
藁科生涯学習センターでは、今後も楽しく体験しながら学べる講座を開催していきます。ぜひご参加ください。(T.O)